父が残したものはいつも母の許可を取ってから扱うようにしている。
ほとんどのものがOKだけどただ一つ許可をもらえないものがある。 それがこの木のカップだ。 これも父がアフガニスタンで買ったもので、帰国してから愛用のカップの一つだった。 楕円形で決して飲みやすい形ではないけれどとても素朴な それでいていつまでも使い続けたくなるものだった。 子供の頃、父に一度だけこのカップでコーヒーを飲ませてもらったことがある。 唇に削りの粗い感じが残ってその時のコーヒーを美味しいとは思えなかった。 大人になって母に許可をもらってもう一度飲んでみた。 でもやっぱり削りの粗さが唇に残る。 それ以来そのカップは使っていない。 大学を卒業して東京へ就職が決まった時、母にこのカップを持って行きたいと言ったら 「ダメ」の一言だった。 もし母が棺桶に入れてと言ったら私はそれができるだろうか。 今から悩んでいる(笑) このシリーズ、これで終わります。本当に一部ですが公開させてもらいました。 お付き合いありがとうございます(^^) このカップも父のスライドからのものです。カップ貸してもらえませんでした(笑) ↓以前アップした登頂はやはりコーイ・ブラでした。 こちらがムンジャン主峰登頂写真です。 ↓コーイ・ブラからの展望 とありました。
by vidro-lautrec
| 2012-06-23 21:25
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